【現役MRが分析】ソレイジアファーマって何で年収が高いの?

こんにちは、きよまさです。

ソレイジアファーマは製薬会社の平均年収で1位の会社です。

何とその平均年収は1,560万円!

➢MRの年収について詳しく解説している記事はこちら

今回はソレイジアファーマについて解説していきます。

ソレイジアファーマって何で年収が高いの?

少数精鋭のバイオベンチャー企業で画期的なバリューチェーンを構築しているため年収が高い!!(MRはいません)

ソレイジアファーマのビジネスモデル

ソレイジアファーマの会社概要です。

ソレイジアファーマのホームページはこちら

がん領域を戦略的疾患領域として日本・中国を中心としたアジア商圏でビジネス展開し、

2014年12月には中国で自社医薬品の情報提供を行うために子会社を設立しています。

通常、製薬会社はMRが自社医薬品の情報提供を行っていきますが、ソレイジアファーマは日本において自社でMRを抱えていません

ではどうやって情報提供しているかと言うと、他製薬会社に新薬を導出し、そこのMRが情報提供をしているんです。

製薬会社のバリューチェーンは基礎研究→製剤研究→非臨床開発→臨床開発→販売となっています。

ソレイジアファーマは医薬品開発の上流機能を持たずに臨床開発以降の機能を有したビジネスモデルです。*図の色付きがソレイジアファーマが有する機能です*

海外・日本の製薬会社またはバイオベンチャーから有望な新薬候補を導入し、臨床試験を行い、成功させて導出するって感じです。

日本では臨床開発と新薬候補の導出に特化しており、中国でだけ自社で販売しています。

しかし、製造機能はないので中国でも自社工場はありません

きよまさ

徹底的にコストカットしたバリューチェーンですね

ソレイジアファーマの医薬品

SP-01(Sancuso)

SP-01はがん化学療法の悪心嘔吐を予防する経皮吸収型製剤です。

日本で臨床試験をしていませんので、今のところ上市予定はないはずです。

中国では2019年に発売し、北京・上海・広州では自社販売しています。

がん化学療法をしている患者さんは悪心嘔吐や口内炎などの副作用で治療薬の継続が困難になることも多くありますが、経皮剤でこれを予防できれば治療向上も期待できます。

SP-01は米国のNCCN診療ガイドラインでも推奨され、2019年には中国のガイドラインにも掲載されています。

SP-02(ダリナパルジン)

SP-02は末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)の治療薬です。PTCLは、日本では年間約2,000人が新たに発症すると推定されています。

このSP-02は米国および欧州においてはオーファンドラッグに指定されており、日本でもオーファンドラッグでの上市になると思います。

アジア共同第Ⅱ相臨床試験でも良好な結果が発表されています。

日本ではMeiji Seikaに導出していますので、上市後はMeiji Seikaファルマが販売していきます。

きよまさ

Meijiさんに血液内科のイメージが全くないけど大丈夫なのかな??

SP-03(エピシル口腔用液)

SP-03は日本でこれまたMeiji Seikaファルマがエピシル口腔用液の製品名で2018年5月に販売しています。

効能効果は化学療法や放射線療法に伴う口内炎で生じる口腔内疼痛の管理及び緩和で、画期的な医薬品(実際は医療機器に分類される)として登場しました。

SP-02、03ともにMeiji Seikaファルマによるマーケティング・販売活動により収益化を図っていくビジネスモデルです。

MeijiSeikaファルマはソレイジアファーマの株主のため、そこに導出するのは自然な流れですね。

SP-04(PledOx)

SP-04(PledOx)はがん化学療法に伴う末梢神経障害の治療薬で、日本ではマルホに導出しています。

マルホさんはソレイジアファーマの大株主です。

大腸がんの治療ではFOLFOX療法(フルオロウラシル・フォリン酸・オキサリプラチンの3剤併用療法)がよく使われますが、その時に高頻度で末梢神経障害が頻発します。

現在こういったがん化学療法に伴う末梢神経障害を効能・効果とした医薬品はありませんので、確実にアンメットニーズが存在します。

第Ⅱ相試験までは末梢神経障害の改善効果が認められましたが、第Ⅲ相試験では主要評価項目が未達に終わり、早期中断しています。

今後、どのように戦略を立てるかは検討中とのことですが、上市成功できれば、確実に画期的医薬品になるはずです。

SP-05(arfolitlxorin)

続いてSP-05(arfolitlxorin)です。

こちらは2020年8月にIsofol Medical(Sweden)から日本において独占的開発販売権を獲得した新薬候補です。

フルオロウラシルの抗腫瘍効果の増強(大腸がん治療薬)を適応とする医薬品です。

第Ⅰ/Ⅱa相臨床試験では有効性が確認されています。

こちらも製薬企業に導出し、収益化を目指していますが、まだどの製薬会社に導出するかは発表されていません。

ソレイジアファーマはSP-01から03まですべての新薬候補を上市しています。

これってすごいことだと思います。

医薬品の開発には失敗がつきものなんですが、今のところそれがありません。

おそらく事業開発の方が相当デキる人だと思います。

新薬開発候補品の見極め、将来性、などの目利き能力が素晴らしいと思います。

SP-04は現時点で雲行きが怪しいですが、副次的評価項目で押し切れるか次第だと思います。

SP-05はこれから第Ⅲ相試験に入っていきますので、その結果次第です。

ソレイジアファーマは日本で販売機能を有していくのか?

現時点で日本でMRを抱えて販売していく可能性は少ないと思います。

ソレイジアファーマの強みを活かしたビジネスモデルはバリューチェーンの選択と資源の集中です。

販売機能を導出し、収益化した方が今までの事業を鑑みても、将来性は高いと思います。

ただし、全くないかと言われるとそうではないかもしれません。

中国の北京・上海・広州では自販体制を築いています。

このことから日本でも少数精鋭の営業部隊を整える可能性はゼロではないと思います。

ソレイジアファーマのビジネスモデルはバイオベンチャー企業を中心に今後も増えていくはずです。

ソレイジアファーマって何で年収が高いの?のまとめ

ソレイジアファーマの年収が高いのは少数精鋭で事業を行っており、しかも新薬候補をすべて上市できているからです。

これまでの大手製薬会社のバリューチェーンの常識を覆すビジネスモデルです。

経営陣が相当優秀だと思います。

製薬会社の平均年収で1位なんですが、そこにMRは含まれていませんので、ご注意ください。

可能性は少ないと思いますが、もしソレイジアファーマがMRの募集を始めるとなれば、チャレンジするべき会社かもしれませんね。

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お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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