【現役MRが厳選した】外資系製薬会社のおすすめ就職先はここだ!

「外資系の製薬会社に就職したいけどどこがいいのかな?」

「現役で働いているMRがおすすめする外資系はどこかな?」

「自分が志望する外資系製薬会社は間違っていないかな?」

就活生や転職を考えているひとでこのように悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

ずばり私がおすすめする外資系製薬会社はこうです。

ファイザー

ノバルティス

MSD

アストラゼネカ

本記事を書いている人

医薬品卸で数年間働き、その後内資系製薬会社→外資系製薬会社に転職した現役MRです。製薬会社の企業分析が得意です。

新卒で入社するべき製薬会社は大手製薬会社です。

大手製薬会社に入社した方がいい理由

・新薬の経験ができる

・あなたが中堅メンバー(30代)になった時でも新薬が出てくる

・将来転職をするときに有利になる

MRの仕事のやりがいは新薬を患者さんに届けることです。

新薬がない会社に入ってしまってはその経験ができません。

そしてあなたが30代になったときのことも想像をしておいた方がいいです。

大学4年生なら8年後、大学院生なら6年後ですね。

そのときにどういった新薬が発売されそうか?

それを見るときは開発パイプラインのPhase3の数と種類です。

MRにとって転職をすることはあたりまえになってきました。

あなたが他社に転職を考えたとき、大手製薬会社で新薬をプロモーションをしてきたという経験は必ずプラスになります。

そういった意味でまずは大手製薬会社からMRのキャリアをスタートした方がいいでしょう。

内資系製薬会社でも同様です。

おすすめの内資系製薬会社はこちらの記事で解説しています。

この記事をご覧になっている読者の方でネットに落ちている「製薬会社の就職偏差値ランキング」を見ている人も多いと思います。

製薬会社の就職偏差値は信じていけません!

製薬会社の就職偏差値ランキングについてはこちらの記事で解説しています。

本記事では外資系製薬会社に向いているひと、外資系製薬会社のメリット・デメリットを紹介したあとに、おすすめする会社を詳しく解説していきます。

会社のリアルを知るには実際にその会社で働いている人に聞いてみることが一番おすすめです。

しかし、就活生、業界未経験の方にとってそれは簡単ではありません。

そんなときに役立つのが転職会議です。 こちらの転職会議では実際に企業で働いているひと、過去に働いたことがあるひとの口コミを見ることができます。

私も企業分析をする際は参考にしていますが、かなりリアルです。

おすすめの口コミサイトですよ!

口コミ1投稿につき39日間、すべての口コミが一覧で見放題になる転職会議はこちら。

外資系製薬会社に向いている人

個人的な見解ですが、

チャレンジ精神豊富で新しいことに挑戦することが好き

環境が変わることが刺激的

◆野心的

そんな人は内資系よりも外資系の方が向いていると思います。

外資系製薬会社のメリット

開発パイプラインが豊富

やはり豊富な研究費があるため、開発パイプラインが豊富で、将来性は高いです。

内資系と比べると圧倒的に研究費が違います。

シャイアーを買収した内資系トップの武田薬品ですらTOP10には入っていません。

J&J、ロシュ、メルク、ノバルティスなどは1兆円を超えています。

これだけの研究開発費をかけて新薬を開発しようとしているわけですから、新薬の数が違うのも納得です。

武田、アステラス、大塚、第一三共が束になってもジョンソンエンドジョンソンにはかないません・・・。

➢製薬会社の成功要因についてはこちら

実力主義のため若くても出世する

内資系は何だかんだでまだまだ年功序列感が残っていますが、外資系はそれがなく実力主義のところが多いです。

外資系は年齢が若くても優秀であれば30代でも営業所長になるというのはざらにあります。

女性の管理職が多いのも外資系です。

外資系製薬会社のデメリット

グローバルの指示に従うしかない

グローバル会社の中の日本法人ですので、良くも悪くも基本的にはグローバルの指示に従います

例えば、グローバルから日本でMR数をこれだけ減らせと指示があれば早期退職などを実施してでも減らします。

グローバルだからと言って英語が必須かと言うとそうではありません。

支店長クラスで英語を喋れない人なんてざらにいます。

しかし、支店長よりももっと上の経営陣はグローバルとの交渉やコミュニケーションがあるため英語は必須です。

グローバルに展開している内資系の大手でもそうかもしれません。

MRでも英語ができるにこしたことはありませんが、仕事に全く支障はありません。

英文の文献をある程度読めれば良いかなと個人的には思います。

ただ、最近ではGoogle様の翻訳機能が優れているので、それも必要ないのかもしれません。

方針や組織が変わることが多い

新薬の開発パイプラインも内資系と比べると圧倒的に多く、

将来性は高いのですが、外資系あるあるで、組織や方針が結構変わります。

どの会社も生え抜きの経営陣は少なく、転籍を繰り返しています。

社長もグローバルから派遣される外国人が多いです。

先進的な取り組みをチャレンジしているのは内資系よりも外資系かもしれません。

ノバルティスやアストラゼネカは営業所を廃止したりしています。

こんなことを内資系が最初に取り組み始めるとかありえないですよね。

良くも悪くも破壊的イノベーションの起点は外資系製薬会社です。

おすすめの外資系製薬会社について

私が考える外資系製薬会社のおすすめです。

社風などはどの会社も違いので、合う合わないはあると思いますが、

将来性はどの会社も高いため、倒産するなどのリスクはほぼないと思います。

平均年収も内資系大手とほとんど変わりません。

ただし、外資系は等級によって基本給や年俸が定められているところが多いので、

どの等級にいるか?で変わってきます。

どの会社もMRとして最も高い等級であれば年収1,000万円を超えてきます。

これがおすすめの外資系製薬会社だよ【2020年版】

■ファイザー ■ノバルティス ■MSD ■アストラゼネカ 

それぞれを解説していきます。

ファイザー

ファイザー

本社はアメリカです。世界売上高ランキングでは第3位で、グローバル全体の売上は5兆6千億円、日本の売上高は4,586億円です。

長期収載品をマイランに売却し、新薬に特化した製品ラインナップになっています。

日本でも外資系製薬会社と言えば「ファイザー」と言うくらい知名度が高いです。

主力領域・製品

エリキュース、ビンタゲル、ゼルヤンツ、イブランス、ローブレナ、プレベナー13などがファイザーの主力製品です。

循環器領域や整形領域、オンコロジー領域に注力しています。

長らく売上を牽引してきたしてきたリリカは2020年12月に特許が切れ後発品に切り替わっていきます。

開発パイプライン

国内のフェーズ3の品目は適応拡大も含めて19のプロジェクトがあります。

抗PD-L1抗体のバベンチオの適応拡大、JAK1阻害薬(アトピー性皮膚炎)、ヒト化ヒトNGFの抗体医薬(変形性関節症、がん性疼痛)、JAK阻害薬、PARP阻害薬(去勢抵抗性前立腺がん)など抗体医薬を中心に揃えています。

フェーズ1から開発パイプラインを見ていくとオンコロジー領域だけではなく、感染症や皮膚病、消化器病などもあり、新薬が途切れることはなさそうですね

ファイザーのMR

昔のファイザーはノルバスクやリピトールなど生活習慣病の医薬品を多く取り揃え、MRも大量募集し、シェアオブボイスで戦っていました。

売上至上主義でもあり、毎月のようにMSさんに詰めのお願いをされていたことを覚えています。

昔はMRが3,000人ほどいたんじゃないかなと思います。

現在のMR数は2000名ほどで、5年前と比べると500人程減っています。

新薬部門とアップジョン事業部門(エスタブリッシュ部隊)に分かられています。

アップジョン事業部門は後発品が発売された長期収載品目をプロモーションしています。

このアップジョン事業部門はマイラン社に統合され、日本では「ヴィアトリス製薬」を設立しております。

ファイザー本体は長期収載品を切り離し、新薬に特化することで収益率を上げていく狙いですね。

長期収載品を切り離すため、売上は減少しますので、世界の製薬会社ランキングで順位は下がるはずです。

ファイザーのアップジョン事業部門のMRの人たちはヴィアトリス製薬に転籍になるはずです。

後発品、長期収載品のみをプロモーションしていくことになるので、退職するMRも多いかもしれません。少し心配ですね。

これからファイザー本体に入社する人は新薬を中心に扱っていくことになります。

開発パイプラインも豊富ですので、MRとして仕事のやりがいを感じられるはずです。

ノバルティス

ノバルティス

本社はスイスです。世界売上高ランキングでは第4位で、グローバル全体の売上高は約5兆円、国内売上高は3,300億円です。

従業員は約3,400名(MR数非公開)。 ヨーロッパを代表する製薬会社ですね。

営業所を廃止するなど、先進的な取り組みを進めている会社です。

主力領域・製品

がん、循環器、呼吸器、眼科、中枢神経、移植、皮膚、免疫などを主力領域としています。

主力製品はエンレスト、エナジア、ゾレア、ゾルゲンスマ、コセンティクス、タブレクタなどです。

ゾルゲンスマは薬価が1患者あたり1億6707万7222円という超絶高額医薬品として有名です。

一時期は糖尿病領域にも注力していましたが、この領域の撤退を表明しています。

開発パイプライン

国内のフェーズ3の品目は適応拡大も含めて19のプロジェクトがあります。

エンレストの小児慢性心不全、コセンティクスのループス腎炎などの適応拡大、PI3K阻害剤(乳がん)、アシミニブ(慢性骨髄性白血病)などの新規化合物を多く取り揃えており、さすがの開発パイプライン数です。

フェーズ2にも17品目揃っています。

ノバルティスのMR

2018年、2019年とプライマリー領域、オンコロジー領域ともにMR数を削減しています。

一時期は2,000人を超えていましたが、今は1500~2000人程に減少していると思われます。

社内は女性がとても働きやすい職場環境でダイバーシティを積極的に導入しているそうです。

また営業所を廃止しているため、自宅からの直行直帰が基本です。

子供の送り迎えなども柔軟にできるのでママさんMRにとっては良い労働環境だと思います。

➢ママさんMRに本音をインタビュー

➢女性MRのキャリアプランについて

そしてノバルティス事件以降、コンプライアンスも徹底されています。

先生たちに話を聞いてもノバルティスはコンプライアンス順守を徹底しているイメージがあるそうです。

きよまさ

ディオバン事件でイメージをかなり落としましたので、当然と言えば当然ですね。

ディオバン事件(ディオバンじけん)とは、高血圧の治療薬であるディオバン(一般名:バルサルタン)の医師主導臨床研究にノバルティス日本法人のノバルティスファーマ社の社員が統計解析者として関与した利益相反問題(COI: Confilict of Interest)、および、臨床研究の結果を発表した論文のデータに問題があったとして一連の論文が撤回された事件を指す。

          引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

昔は生活習慣病で一世を風靡したノバルティスですが、開発パイプラインを見る限り、オンコロジー領域や希少疾患が多いので、これからはその領域にシフトしていくことが予想されます。

ノバルティスには営業所がないため、自分で時間や行動管理ができない人は向いていないかもしれません。

逆に言えば自分で時間や行動管理ができる人はこの会社は向いていると思います。

コロナ終息後は追随する製薬会社が外資系を中心に出てくると思います。

MRは内資系外資系問わず、より一層自分で時間や行動を管理できる人が生き残っていくはずです。

➢MRの将来性についてはこちら

MSD

MSD

米国のメルクが本社です。米国およびカナダでは「メルク」その他の地域では「MSD」と言う社名です。

世界売上ランキング第5位です。

日本の売上高は3,746億円、従業員は約3,300人(MR数1,600人)です。

2009年、万有製薬とシェリング・プラウが合併し、MSDが誕生しています。

➢MSDについてはこちらで詳しく解説しています

主力領域・製品

オンコロジー、糖尿病、ワクチンが主力領域です。

主力製品は何と言ってもキートルーダです。

キートルーダの世界の売上は1兆円を超えています。

2兆円も視野に入っているメガドラッグです。

他にもレンビマ(エーザイと共同)、リムパーザ(AZと共同)があります。

糖尿病はジャヌビア、ワクチンはガーダシルが主力製品です。

開発パイプライン

国内のフェーズ3の品目は適応拡大も含めて17のプロジェクトがあります。

キートルーダの癌腫拡大、レンビマとの併用療法が多いですね。

心不全薬のベルイシグアトや慢性咳嗽のゲーファビキサントクエン酸塩も良好な結果が出ているので期待大です。

フェーズ2には2つしかプロジェクトがないことが気になりますが、そこはメルクですので、続々と出てくるはずです。

MSDのMR

昔はMSDも生活習慣病薬で時代を作りました。

ゼチーアやジャヌビアが有名です。

ジャヌビアは今でも売れ筋商品です。

ジャヌビアなどは小野薬品のグラクティブと全く同じ製品ですから、今でも凌ぎを削っています。

パテントも2025年までありますので、しばらくは戦いが続きそうですね。

2019年にMSDも早期退職で300人程MRを減らしています。

今後はキートルーダを軸にオンコロジー領域が主力になっていきますので、

それに合わせてMR数を適正化しているようです。

ジャヌビアの特許が切れるまでに

プライマリー領域のMRはもう少し減る可能性がありますが、

新薬も控えていますのであまり数は変わらないかもしれません。

オンコロジー領域はキートルーダの特許が2032年まであることと、

適応拡大や併用療法が控えていますので、あと10年以上は安泰です。

オンコロジー領域は鉄板ですね。

アストラゼネカ

アストラゼネカ

英国が本社です。世界売上ランキングでは11位です。

グローバル全体の売上高は約4兆円、国内売上高は2,640億円、従業員は約3,000人(MR数非公開)です。

最近はコロナワクチンで有名になりましたね。

主力領域・製品

オンコロジー、循環器・代謝、呼吸器が主力領域です。

最近アレクシオンファーマを買収したので希少疾病も主力領域に入ってくることが予想されます。

主力製品はタグリッソ、フォシーガ、ビレーズトリなどです。

アストラゼネカと言えばオンコロジーのイメージです。

開発パイプライン

国内のフェーズ3の品目は適応拡大も含めてなんと36のプロジェクトがあります。

2021年1月時点でフェーズ2以降の開発品数は国内TOPです。すごい数です。

そのうちイミフィンジの適応拡大が18もありオンコロジーが中心となっています。

ただプライマリー領域もいくつかパイプラインを有していることから、バランスが取れているポートフォリオだと言えます。

さらに今後はアレクシオンファーマのパイプラインも加わってきます

➢アレクシオンファーマを買収

アストラゼネカのMR

昔からオンコロジー製品を販売していましたが、最近はよりこの領域に注力しています。

プライマリー領域には大型製品のネキシウムがありますが、特許切れが近いです。

それに伴いプライマリー領域はMR数を減らす可能性がありますが新薬もあるため、

そのままの人数を保つ可能性もあります。

また等級により担当施設が決まるようで、最上位のMRは大学病院を中心に担当しているようです。

そしてノバルティスに続き、アストラゼネカも営業所を廃止するそうです。

ノバルティス同様、自分で時間や行動管理ができる人はこの会社は向いていると言えます。

開発パイプラインの数が圧倒的に多いため、将来性は高く、近いうちに売上ランキングでTOP3に入ってくるかもしれません。

きよまさ

コロナワクチンもあるので要注目ですね

製薬会社でおすすめの就職先はここだよ【外資系編】のまとめ

外資系製薬会社は何と言っても将来性が非常に高いことが魅力です。

ただ経営方針や組織が変わることも多いです。

外部環境に合わせて柔軟に迅速に組織を変えることは組織としては素晴らしいことです。

◆そういった変化を楽しめる人

◆チャレンジ精神豊富で新しいことに挑戦することが好きな人

◆野心的な人

そんな人は内資系よりも外資系の方が向いていると思います。

給料も内資系大手と遜色はありませんし、実力主義なところが多いので若くても高年収を得ることも可能です。

各製薬会社の社内の雰囲気や働いている人の生の声を知りたいなら口コミサイトを参考にするといいですよ。

おすすめの口コミサイトは転職会議です。

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その他の製薬会社のことを知りたい方はこちらから。

決してネットに落ちている就職偏差値などに惑わされたらいけませんよ!

製薬会社に転職を考えている方がいましたら、転職サイトに登録して、エージェントに話を聞いてみるのもおすすめですよ。

おすすめの転職サイトはこちらの記事で解説しています。

転職サイトランキング

製薬会社に入社したいと思っている就活生は自分がMRに向いているのか自己分析をしてみるのもおすすめです。

自己分析におすすめのツールとその見方についてはこちらの記事で解説しています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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