製薬会社でおすすめの就職先はここだよ【内資系編】

こんにちは、きよまさです。

本記事はこんな人におすすめ

製薬会社に就職を考えている人

本記事を書いている人

医薬品卸で数年間働き、その後内資系製薬会社→外資系製薬会社に転職しました。
現在、外資系製薬会社でチームリーダーを任されています。

製薬会社にMRとして入社を考えている方向けにおすすめの内資系製薬会社を解説していきます。

MRとして社会人生活を送ることを考えているなら、中堅メーカーではなく大手メーカーをおすすめします。

おすすめの内資系製薬会社について

これがおすすめの内資系製薬会社だよ【2020年版】

■武田薬品 ■アステラス製薬 ■第一三共 ■中外製薬 

それぞれを解説していきます。

武田薬品

武田薬品工業

「武田薬品」という看板は強力で、医師からの評価が高い。いわばMR界のエリート集団と言う目で見られるため、無下に扱われることはほとんどなく、MRとして仕事のやりがいを感じることができる可能性が高い。しかし、最近は外資系メーカーに変身している。

武田薬品の平均年収

■平均年収 1,091万円 ■平均年齢 42.2歳 ■平均継続年数15.0年 

きよまさ

日本の製薬会社と言えばこの武田薬品ですね。

主力領域・製品

主力領域は消化器、オンコロジー、希少疾病、ニューロサイエンスです。

主力製品は「タケキャブ」「エンタイビオ」「ニンラーロ」「ビバンセ」です。

アジルバやネシーナなど循環器・糖尿病の薬剤もありますが、活動を徐々に主力領域にシフトさせています。以前はアクトス、ブロプレスなど売れ筋商品がそういった領域だったんですけどね。

開発パイプライン

2020~24年度を承認目標とする有望な新薬候補12製品14効能を「ウェーブ1」と名付けて発表しています。

ほとんどの品目が買収先のものや導入品ですが、自社創出のTAK-925(ナルコレプシー治療薬)は特に期待されています。

開発パイプラインが買収先や導入したものでも、MRからすればあまり関係ありませんよね。

オンコロジー、希少疾病、ニューロサイエンスを中心に開発パイプラインも豊富なため、将来性は高いと思います。

武田薬品のMR

近年は急速に外資系化しています。武田薬品の社員に聞くと、ほぼ外資系メーカーと言っても過言ではない組織になったそうです。

そして最近では大規模な早期退職を行ったということで話題です。シャイアー買収による負債をたくさん抱えているため、早期退職が今後も行われる可能性を否定できません

しかし、Drからの評価は依然として高いです。天下の武田薬品と言うイメージはまだまだ根強いです。営業力もあり、講演会などを多く開催しており、KOLもしっかり押さえています。

医薬品卸にも強く、メディセオなどは武田薬品の医薬品を売らなければメディセオ社員ではないってくらい頑張ってくれます。

武田薬品で働くことができれば、医師や薬剤師、医薬品卸からの評価が高く、無下に扱われる事はあまりありませんので、胸を張って営業ができると思います。

アステラス製薬

アステラス製薬

導入品やコプロが多いことから製薬業界の総合商社と言われています。MR数も多く、製薬業界の横綱的存在ですね。年配のMRも多く、働きやすそうなイメージがあります。

アステラス製薬の平均年収

■平均年収 1,088万円 ■平均年齢 42.9歳 ■平均継続年数17.3年 

藤沢薬品と山之内製薬が合併して誕生したのがアステラス製薬です。「明日を照らす」から「アステラス」となったそうです。これはセンスがあるのか?は謎です笑

主力領域・製品

主力は、イクスタンジ、ベタニスなどの泌尿器領域、スーグラファミリーの糖尿病領域、最近発売されたエベレンゾの腎臓内科領域です。

開発パイプライン

開発パイプラインも低分子、抗体医薬、バイオ、遺伝子治療薬などバランスよく有していますので、将来性はあると思います。

その中でも「エンホルツマブベトチン」は期待の新薬と言われています。こちらは尿路上皮がんの薬剤です。泌尿器領域をガンガン攻めてますね!

泌尿器領域の勝敗って結構パワーゲームと言われており、シェアオブボイスも大事です。

スマートな営業だけでは勝つことが難しいので、泥臭い営業力も必要です。表では語れないアステラスMRの営業努力をよく知っています。

日本を含めたグローバル全体で「エンホルツマブベトチン」が成功すればさらなる成長も期待できます。

アステラス製薬のMR

社内組織も日本の企業らしさがあり、所長の下に課長がいます。課長と言ってもMRですので、プレイヤーですが。

以前はレッドチーム(循環器や糖尿病)、ホワイトチーム(呼吸器や泌尿器)に分かれていましたが、今は全製品をプロモーションしています。

アステラス製薬から転職した人をあまり聞いたことがありません。年収も良くて働きやすい職場環境なのかしれませんね。

ただし、アステラス製薬も早期退職をしていますし、これからもあると言われています。こう考えると早期退職などはどの製薬会社に就職してもこれからはつきものだと考えておくべきでしょう。

第一三共

アステラス製薬

第一三共MRが一番忙しいそうにしています。講演会を毎日のように開催しており、医師への謝礼金支払いもダントツのNo.1です。プロモーション品目も多いですが、Drや薬剤師、医薬品卸に強く、評価も高い。個人的には国内製薬業界でNo.1の会社だと思います。

第一三共の平均年収

■平均年収 1,126万円 ■平均年齢 42.9歳 ■平均継続年数18.6年 

最強の営業力を持っているのが個人的には第一三共だと思います。

主力領域・製品

主力領域は循環器内科、神経内科、整形外科などのプライマリー領域です。主力製品は「リクシアナ」「ミネブロ」「ネキシウム」「タリージェ」となっています。

ただし、2025年ビジョンでオンコロジーにシフトすると発表していますので、今後はエンハーツを皮切りにオンコロジーが主力領域に変化していきます。

開発パイプライン

ADC製剤を中心にオンコロジー領域のパイプラインがメインとなっています。

ADCとは抗体薬物複合体で抗体に低分子医薬品を結合させた薬剤です。次世代の抗体医薬品と言われています。

これは高い有効性と安全性を狙って開発されたもので、エンハーツがこのADCになります。

エンハーツは世界中の製薬企業のパイプラインの中で3番目に価値の高いプロジェクトと評価されており、大型化が期待できます。

他にもADCを複数有しており、このADCでプライマリー領域からの脱却を図ろうとしています。

このADCが成功するかどうかが第一三共の未来を決めると思います。

グローバルではエンハーツの販売をアストラゼネカと提携したことにより多額の開発マイルストーンを得ることができています。

将来性は決して悪くなく、むしろ明るいと思います。

第一三共のMR

第一三共のMRは毎日のように講演会を開催しています。コロナ禍でオンライン講演会が当たり前になったことで、さらに講演会の数が増えています。

営業バックの中には講演会の案内状がびっしり詰まっています。それだけ講演会を開催しているので医師への謝礼金も群を抜いています

ワセダクロニクルの調べによると2017年度の医師への支払いランキングは約25億円です。2位が大塚製薬の約13億ですので、そのすごさが分かるかと思います。

講演会を企画することで、座長や演者の先生との関係性を強化することができます。コロナ禍においても面会する理由にもなります。

そのため第一三共MRは医師との関係性が製薬業界No.1だと思います。

第一三共に入社できれば、将来的にはADC製剤を中心にオンコロジーの専門知識を身につけることができ、なおかつ医師との関係性も強固なものがありますので、MRとして仕事のやりがいをより感じることができるはずです。

中外製薬

アステラス製薬

名前こそ「中外製薬」で内資系ですが、ロシュグループの傘下ですので、外資系です。ただし、内資系と外資系半々みたいな企業風土だそうです。以前は腎領域にも強かったのですが、今はオンコロジー企業のイメージがあります。

中外製薬の平均年収

■平均年収 1,017万円 ■平均年齢 43.1歳 ■平均継続年数16.8年 

主力領域・製品

オンコロジー領域、骨・関節領域が主力です。製品は「アバスチン」「テセントリク」「ヘムライブラ」「アクテムラ」などです。

オンコロジー領域の国内売上高は外資系メーカーを押さえてNo1ですので、今後もオンコロジー領域が中心となることは間違いありません。

開発パイプライン

バックにロシュグループがついていますので、開発パイプラインも豊富です。特に抗体医薬の開発力はピカ一です。2005年には国産初の抗体医薬「アクテムラ」を創製したことで有名です。

P1以降の開発パイプラインも抗体医薬を中心に揃っており、開発パイプラインは十分揃っています。

中外製薬のMR

中外製薬の製品力は非常に高く、評価も素晴らしいものがあります。近年も業績は好調です。

営業力で売ると言うよりも、製品力で売るって感じです。競争が激しい領域で勝負をしていないため、MRはおとなしめの人が多い気がします。

中外製薬のMRでガツガツしている人に出会ったことがありません。真面目な人が多い印象です。

オンコロジー領域は専門知識が必要不可欠です。そのため研修なども充実しており、深い専門知識を身につけることができると思います。

オンコロジー領域で国内No1の地位ですので医師からの評価も高く「オンコロジーと言ったら中外製薬」って感じですね。

今後もオンコロジー領域が製薬企業の中心になってきますので、そこで国内No.1の実績がある中外製薬で働くことができれば、「患者を自社品で救う」と言うMRのやりがいにも直結します。

おすすめの製薬会社です。

製薬会社でおすすめの就職先はここだよ【内資系編】

ありきたりですが、就職するなら大手の方が良いと思います。特に製薬会社に関しては、新薬を開発し続けなければ生き残ることはできません

そのためには研究開発費にいくら投資できるか?が勝負の鍵となります。

残念ながら中堅メーカーの開発パイプラインは大手に比べ明らかに見劣りします。まして外資系メーカーと比べるとなおさらです。

他にも製薬会社には準大手と言われている大日本住友や田辺三菱、塩野義製薬などがありますが、まずは今回紹介した大手製薬会社を目指した方が良いと思います。

大手外資系メーカーに関しては下の記事で解説しています。

それでは!

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

シェアしてくれるとうれしいです