【現役MRが分析】MSDの将来性は?

こんにちは、きよまさです。

今回はMSDについて解説していきます。

本記事を書いている人

医薬品卸で数年間働き、その後内資系製薬会社→外資系製薬会社に転職しました。
現在、外資系製薬会社でチームリーダーとして大学病院を担当している現役MRです。

MSDのホームページはこちらです

MSDとは
MSDの将来性は?

キイトルーダを中心にこれからも世界の製薬会社をリードしていく

現役MRから見たMSD

本社はアメリカの外資系製薬会社です。

きよまさ

開発力がすごい!!

2009年にグローバル全体でメルクとシェリング・プラウが合併しました。

当時、日本ではメルク製品を万有製薬が販売していたので

万有製薬とシェリング・プラウが合併をしています。

当時の万有製薬はARBのニューロタン、シェリング・プラウはアレルギー薬のクラリチンやインターフェロンを主力としました。

きよまさ

ともに大きな会社でしたが、この二つが合併する話は業界で大きな話題となりました。

米国・カナダではメルク、それ以外の地域ではMSDと言う社名です。

メルクと言う社名は残り、シェリングプラウと言う社名は消えたってことなので、

二つの会社のパワーバランスがどうなのかが垣間見えますね。

きよまさ

メルクの創業者がジョージ・メルクと言う方です。その名前が社名で残されていますね。

主力領域はがん、ワクチン、糖尿病です。

アカデミアの先生方にMSDの印象を聞くと

先生

臨床研究や治験がとても上手で、確実に有意性を出せるプロトコールの設定をしている

という印象だそうです。

おそらく開発研究チームにとても優秀な方々が揃っているんだと思います。

最近ではコプロも積極的です。

ノボノルディスクと経口GLP-1製剤のリベルサス錠、アストラゼネカ社とPARP阻害剤のリムパーザ錠でコプロを行っています。

➢ノボノルディスクの将来性についてはこちら

昔のMSDは薬剤は全く同じだけど、名前が違うだけという薬剤でライバル会社と凌ぎを削ってきました。

有名なところだとMSDのジャヌビアと小野薬品工業のグラクティブです。

共に同じシタグリプチンなのに、名前だけ違う。

ジャヌビアとグラクティブが発売された時の2社の戦いは今でも覚えていますが、激しいものでした。

当時のMRの方々は相当なストレスだったと思います。

今でも、この2社の戦いは続いています。

シタグリプチンは2025年~26年まで特許がありますので、これからもこの2社の戦いは続いていくものだと思います。

小野薬品さんは色々と大変みたいですが・・・

MSDの現状

MSDの売上

2019年度の売上高は468.4億ドル、世界の製薬会社の中では4位です。

日本の売上高は3,746億円です。

2020年度はキイトルーダがどこまで伸びているかが楽しみです。

世界の売上高の45%は米国です。

さすが米国が本社なだけあります。

研究開発費はなんと約1兆円です!

世界の研究開発費ランキングでは第3位です。

武田薬品が4,920億円、アステラスは2,240億円、第一三共が1,970億ですので、そのすごさが分かるかと思います。

免疫チェックポイント阻害薬のキイトルーダ、DPP-4阻害薬のジャヌビア、HPVワクチンのガーダシルで売上高の半分を占めています。

MSDの主力製品

オンコロジー製品

■キイトルーダ

■リムパーザ(AZとコプロ)

糖尿病治療薬

■ジャヌビア

■スージャヌ(アステラスとコプロ)

■リベルサス(ノボノルディスクとコプロ)

HPVワクチン

■ガーダシル

何と言ってもキイトルーダとジャヌビアです。

特にキイトルーダは国内で19年度に1,284億円の売上を叩き出しており、国内医薬品売上高でNo.1です。

世界でも1兆円を売り上げています。

2兆円製品になる日も近いのではないでしょうか。

ジャヌビアもダウントレンドとは言え国内で約600億円売れています。

特許もあと5年ほど残されていますので、しばらくはMSDを支える薬剤として貢献します。

糖尿病はノボノルディスクとともにリベルサスをどこまで拡大させれるかが重要です。

キイトルーダは適応拡大を進め、今後のMSDの最主力品として君臨します。

きよまさ

ガーダシルも2020年12月25日に男性への接種対象拡大と肛門がんの予防適応を取得しています

MSDの開発パイプライン

日本の新薬開発状況です。

Phase2以降にキイトルーダの適応拡大や併用療法を中心に26個のプロジェクトがあります。

いかにキイトルーダに注力しているかが開発パイプラインでも見てとれます。

オンコロジー以外にも心不全領域でベルイシグアトもあります。

ベルイシグアトはNew England Journal of Medicineに掲載されたVICTORIA試験の結果が良好でした。

心不全もホットな領域です。

そこに新薬が控えているあたり、さすがMSDというところです

MSDのMR

給与はMRで1,000万円超を狙えます。

しかしバンドを上げないと大きな昇給は望めないようです。

営業部隊は領域制を敷いています。

福利厚生も良いですね。休日に私的に営業車を使うことが認められているそうです。

営業日当も3,200円です。

有給休暇も取りやすく、ワークライフバランスは保てるはずです。

気になるのは早期退職を使いMR数を減らしていることです。

以前は2,000人超いたMRが現在は1,600人になっています。主にプライマリーMRが減少しています。

ただし、このリスクと言うのはどの製薬会社、企業でも同じです。

早期退職に追い込まれるMRはどこの会社でも追い込まれます。

終身雇用など期待してはいけません。

生き残れるMRは生き残れます。

早期退職やリストラを絶対にしませんと言う製薬会社などありません。

結局は自分のスキルや価値を上げていくことが大事です。

この姿勢もなく言い訳ばかりするMRが早期退職のターゲットになっています。

MSDは将来性があり、今後の成長性もまだまだ期待できるので新卒におすすめの会社です。

きよまさ

何より開発力が素晴らしいですからね

【現役MRが分析】MSDの将来性は?のまとめ

いかがでしたでしょうか。

MSDはキイトルーダを中心にこれからも世界の製薬会社をリードしていく会社だと思います。

類まれな開発力とマーケティングで今後も有望な新薬を投下してくるはずです。

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自己分析におすすめのツールとその見方についてはこちらの記事で解説しています。

お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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