所長からMRに降格したおじさんの話

こんにちは、きよまさです。

最近では内資系も外資系も所長からMRに降格するなんて話をよく聞きます。

昔と比べてコンプライアンスも厳しくなり、

そしてハラスメントに対する世間の目も厳しくなっています。

所長と言う職種は支店長から厳しく追及され、

部下からもいつハラスメントで訴えらるか分からず、大変です。

その分給料がベラボーに高ければいいのでしょうが、

ベテランMRと変わらない所長さんもいらっしゃいます。

そういったことを考えると所長に憧れるMRって少ないのかしれません。

先日、所長からMRに降格したおじさんとZOOMで話を聞くことができたので、

今日はそれについて記事を書いていきたいと思います。

MRから所長に昇格した時の話

おじさんのプロフィールは以下の通りです。

プロフィール

名前:中村さん(仮名)

年齢:51歳

中村さん(仮名)は45歳で営業所長に昇格しています。

MR時代は私立の大学病院を担当し、誰よりも数字が良かったそうです。

もうイケイケな感じです。いわゆる営業所のエースです。

当時は接待などもあたりまえにありましたので、

毎日のように接待をして数字をガンガン上げていました。

当時の名残で体形がぽっちゃりしています笑。

そんな中村さんにも人生の転機が45歳になって訪れました。

ずっと希望していた営業所長に昇格したのです。

MR当時は地方で働いていましたが、東京に異動を命じられました。

本人も東京で働きたい、奥さんも東京出身という事で、願ったり叶ったりです。

中村さん

ばんざーい!ばんざーい!

そして就任した東京では順風満帆な所長生活でした。

各製薬会社は東京に優秀なMRを集めています。

東京は地方と違い大学病院もたくさんあるため、

それに対応できるレベルのMRを集めています。

何と言っても市場が地方とは桁違いです。

若くて優秀なMRが多く配属されています。

当然中村さんの部下も優秀なMRだらけです。

具体的な指示をしなくても勝手に仕事をするので、

マネジメントする側としてはとっても楽です。順調に売上を伸ばしていきます。

中村さんは何の苦労もせずに仕事ができていました。

中村さん

わしは営業所長でも数字を残せるスーパーマンじゃ。ひゃっは~!!

そこに気づいて謙虚さを持ち続けておけば良かったのでしょうが、

中村さんは思いっきり勘違いをしていました。

チームの数字が良いのは自分のおかげではなく、優秀なMRが集まっていたからです。

東京から地方へ異動

3年ほど東京で順風満帆に所長生活をしていた中村さんに異動の辞令が発令されました。

地方への異動です。

これは東京だけではなく地方でその再現性があるのか?を見るための異動でした。

ここで東京と同じように数字を叩き出すマネジメントが出来るのか?を問われたわけです。

中村さんは張り切りました。ここで成果を出せば一気に支店長への道が開けます。

家族は東京から離れたくないので、単身赴任での異動です。

しかし、異動した地方の部下は東京とは違いました。

東京にはエース級のMRがずらりと揃っていましたが、地方はそうではありません。

中村さんと同じくらいの年齢のMR、中村さんより年上のMRも多くいました。

そして優秀な部下が1割、普通が6割、ポンコツが3割くらいだったそうです。

中村さんは東京時代と同じ感覚で部下に指示を出しますが、全くうまく行きません。

指示を出しても動かない、自分で考えることができない、得意先をよく怒らせる、などなど、

もはやずいぶん昔の阪神のような弱小集団です・・・。

東京と配属された地方のギャップに愕然とし、

中村さん

これではイカン!何とかせねば!

優秀なマネージャーはこういう時こそ力を発揮し、何とかするのでしょうが、

中村さんは苛立ち、次第に部下に対する言動がきつくなっていきました。

中村さんのことはよく知っていますが、

もともとMR時代から同僚や後輩に対して厳しい言葉を使っていました。

しかし、数字が良いので、周りは何も言えなったそうです。

私から見れば、とうとう本性が出た!って感じです。

所長からMRへ降格

もともと中村さんはMR時代から出征意欲が半端なく、

所長や支店長にゴマをすりまくっていました。

そのすり方はコーヒー豆を焙煎する焙煎機のようです。

きよまさ

よくいますよね。ゴマの擦り方が半端ない人って笑

当然そういった行動をよく思っていないMRもいたわけです。

地方に異動した中村さんは東京時代では隠していた本性を出していきます。

強力な言葉で部下を怒りまくり、支店長には得意の焙煎スキルを発動させます。

チームの数字が悪いのは部下のせい。私はちゃんと指導している。マネジメントしている。

私は部下になったことがありませんが、中村さんの悪い噂を聞くようになりました。

どうやらパワハラがひどいらしいと・・・。

そしてとうとう複数の部下からパワハラで本社に訴えられ、調査が入り、

結果的にパワハラに認定され、降格させられました。

所長からMRに降格したおじさんの話のまとめ

今、中村さんはMRとしてさらに地方に異動させられ、開業医を中心に担当しています。

そんな中村さんと話をしましたが、今、とても楽しいそうです。

所長時代と比べて3割ほど給料が減りましたが、それでも1,000万近く給料をもらっています。

MRはどの業界の営業マンよりも高給取りです。

若い時、そして所長時代の中村さんは出世意欲の塊のような人間でしたが、

今はそれが一切なく純粋に仕事をがんばっておられます。

中村さん

わしは管理職には向いとらんから、二度と出世などしたくないわい!MRの仕事が純粋に楽しいし、降格して良かったと思っとるよ

MRに降格しましたが、相変わらず仕事に対しては熱心で、数字を叩き出しています。

名プレイヤーが名監督ではないという言葉がありますが、

まさしくその典型だな~と考えさせられた次第です。

出世ばかりを目指すのではなく、MR道を極めるという人生も大いにありですよね。

➢MRが出世するメリット・デメリットについて

みなさんのキャリア設計はどうでしょうか?

今の若い世代は管理職を目指す人が少ないと言われていますが、

それはそれで良いと思います。

だって仕事は楽しくなければいけませんし、続かないですよね。

私も今一度キャリアについて考えてみたいと思います。

お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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