こんにちは、きよまさです。
コロナウイルス感染者が急激に増えてきました。
全国で2,000人を突破するのも時間の問題だと思います。
製薬会社に勤める人間としては、
コロナウイルスの感染予防にしっかりと取り組まなくてはいけませんが、
その意識が低いMR,管理職が多いと言うのも現状です。
医薬品卸で数年間働き、その後内資系製薬会社→外資系製薬会社に転職しました。
現在、外資系製薬会社でチームリーダーとして大学病院を担当しています。
製薬会社の管理職と言えば、営業所長、支店長などですね。
MRに指示をする立場の人たちの意識が低ければ、
コロナウイルスの感染予防を無視した行動を指示してきます。
そうなると、MRは強迫観念で行動に移してしまうという負の連鎖が起きてしまいます。
製薬会社で管理職の立場の人たちはその辺を改めて認識して頂きたいと思います。
➢製薬会社で管理職になるメリット・デメリットについてはこちら
対面で面会することを煽る管理職
現在、多くのMRは病院やクリニックの訪問規制により、
Drと対面で面会することが難しくなっています。
これはどこの製薬会社でも同じですよね。
➢こういった状況の中、MRの訪問は意味がなくなると主張されている人たちもいます。
そして、環境変化のスピードについていけず、➢思考停止しているMRがいるのも事実です。
多くのMRはこういった時代の変化に合わせて、
何とか先生たちに情報提供をしようと頑張っています。

今までは考えられなかったオンライン面会などがその典型ですよね!
ただし、すべての先生にオンライン面会してもらえるか?と言うとそうではありません。
どちらかと言うとオンライン面会ができない先生の方が圧倒的に多いと思います。
そういう先生たちには郵送でパンフレットを送ったり、メールをしたりしています。
一方的な情報提供しかできないわけですので、本当に情報提供できているのかは全く分かりません。
ほぼすべての製薬会社が同じことを考えているわけですので、
先生たちには大量のパンフレットが送り付けられています。
右から左にゴミ箱行きって言う先生も多くいます。
この状況を打破するために所長はこのように言ってきます。

双方向での情報提供をするべきだ!
所長よりももっと上層部の指示が入っていると思いますけど・・・。
「オンライン面会も訪問面会も不可」の先生に双方向性を保った情報提供の手段と言えば
・電話
・出待ち
これくらいしかありません。
しかしこの手段は相手の状況を最大限配慮しなければいけません。
大した用もなく、プロモーションだけの電話はデンジャラスです。
駐車場などでの出待ちも同じです。
駐車場で夜中に先生に近づいて、プロモーションされたら不気味ですし、恐怖しかありません笑

もはやお化け状態です。
私なら念仏を唱えます笑。
先生たちはコロナウイルス感染予防のために、努力されている中、
先生に近づいていくと言う行為は果たしてどうなのか?
こういった手段しかないわけですから、双方向性を保った情報提供はとても難しいのが現状です。
しかし、決まって多くの所長はこう言います。

怒られたら私が一緒に謝りに行くから!

この言葉に騙されたらいけません!!
謝罪に一緒に行ってもらう事は当然です。
しかし、それで怒った先生が許すのか?は考えないといけません。
もし、謝っても許してくれなかった場合、出禁を食らった場合、
MRのメンタルはズタズタにやられてしまいます。
そして、売上が減った場合、ボーナスなどにも影響が出てきます。
そういったメンタル、給与のフォローを所長がしてくれるのか?というとそうではありません。
謝るだけの所長のメンタルはやられません。
結局は他人事です。
一緒に謝罪に行くのはあたりまえなんです。
パフォーマンスの一つです。
電話や出待ちをするのを否定するわけではありませんが、相手の状況やキャラクターを十分に配慮しなければ、きっと後悔することになります。
県外から移動してきてDrに面会しようと試みる支店長

○○教授に面会したいんだが、アポイントを取ってくれないか?
先日、支店長からこのような電話がありました。この支店長は県外に住んでいます。
拒否するわけにはいきませんので、一応、教授に面会ができるのか聞いてみました。

県外に住んでいる人の面会はダメ!!
そりゃそうですよね。コロナ禍の中、
ただの挨拶程度で忙しい教授が面会してくれるわけがありません。
このことから、上層部のリスク管理の甘さを痛感しました。
本当に面会したいのならオンライン面会でもいいのに、
わざわざ対面で会わなくてもいいでしょう。
会社や自宅に缶詰め状態で、
MRとの同行や医薬品卸に行くこともままならないので、
外に出たい気持ちもよく分かりますが、
コロナが終息するまでは、我慢していてほしいものです・・・。
平気で飲み会に行く所長たち

これはわが社の所長たちではありませんが、とある内資系大手の所長たちの話です。
先日、夜の街を車で運転したら、見たことがある2人組が居酒屋に入っていきました。
内資系大手の所長さん2人です。
その居酒屋はこのコロナ禍でも満員状態です。(体温測定や消毒などの感染対策はしていますが)
まさか二次会などには行っていないと思いますが、
クラスターが起きてもおかしくない環境下に飛び込んでいくあたり、
完全に危機意識が欠如しています。
もしMRが起点となった病院のクラスターが起きるものなら、
社会的にも注目されるでしょうし、今以上にMRの訪問規制が強化されます。
そうなってしまった場合、自分たちで自分たちの首を絞めつけることになります。そのMRの感染源がこういう行動を起こしている所長だとしたら目も当てられません。

飲みに行きたい気持ちは分かりますが、今は我慢して自宅でハイボールを飲んでおいてください!
コロナウイルスの感染予防を意識していないMRや管理職が多いと思うのまとめ
MRに指示をする立場の人たちの行動がリスク管理が低いようだと、MRの行動にも影響してきます。
そういう管理職の人ばかりではありませんが、いるというのも事実です。
製薬会社は自ら首を絞めてしまった結果、
情報提供に制限をかけられてしまっているという歴史があります。
コロナ禍でMRや管理職が無責任な行動をとって、さらに制限がかけられてしまうのは避けたいですよね!
お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!
MRよりも管理職に多い気がします