現役MRが大学担当MRになるメリットを解説

こんにちは、きよまさです。

本記事はこんな人におすすめ

まだ大学病院を担当したことがないMR

本記事を書いている人

医薬品卸で数年間働き、その後内資系製薬会社→外資系製薬会社に転職しました。
現在、外資系製薬会社でチームリーダーとして大学病院を担当しています。

本記事の結論

・社内で影響力を発揮できる

・社内の人脈が広くなる

・アカデミックなスキルを身につけることができる

すべての製薬会社に大学病院を担当しているMRがいます。

きよまさ

大学病院を担当することは、出世する上では欠かせない経験だと思います

大学担当者を目指しているMRも多いと思います。

そこで今回は大学病院を担当しているMRの仕事を解説していきます。

大学を担当することで社内で影響力を発揮できる

大学病院には県やその領域の学会に影響力を持っている教授や先生が必ずいます。

会社としてもそのような先生を担当させるMRには高いビジネススキルと知識を期待しています。

そのため、多くの製薬会社はエース級に担当させています。

きよまさ

実際に各製薬会社の担当MRはレベルが高いと感じます!負けられません!!

競合会社の優秀なMRに勝たなければいけませんので、会社としてもそれなりの人に担当させています。

教授に怒られたらどうしよう・・・嫌だな~

こんな感じで過度にプレッシャーを感じて「失敗したらどうしよう」とネガティブに考えたらいけません。精神的に追い込まれます。

「責任ある仕事を任せてもらっている」と前向きに考えることが大事です

そう考えることで仕事のやりがいにつながります。

そして、影響力がある教授などに自分や自社医薬品を評価してもらうことができれば、講演会や学会などで、自社医薬品を紹介してもらえるようになります。

そうすると、影響力のある先生を通じて、全国やエリアの売上拡大に貢献することができますし、社内でも評価されるようになってきます。

社内での評価が高くなれば、社内で影響力を発揮することができるようになります。

ポイント

限られたMRしか担当することが出来ない大学病院を担当することが出来れば、社内での影響力が高まっていく

大学担当MRは社内の人脈が広くなる

大学病院を担当すれば、自分から何もしなくても社内の人脈が広くなります。

どういうことかというと大学病院には必ず影響力がある先生がいますので、本社の人(例えば開発部門の人、マーケティング部門の人など)も何かしら要件があります。

本社の人たちは担当のMRに力を借りて仕事をしていきますので、その人たちとの連絡を取り合うようになります。つまり、業務上、他のMRよりも相対的に社内の人脈が広くなっていくという構図です。

人脈が広くなることで、社内での知名度が上がります。また影響力がある大学病院で実績を出し続けていけば、社内でも目立ちます。

一般病院やクリニックと同じ努力をして同じように実績を出すのと比べ、明らかに目立ちます。

やはり内資系も外資系も社内で目立つことは「出世をすること」にとって不可欠なものです。

MRが減少していくであろう近い未来にも社内での人脈は重要です。「MR不要論」については下記の記事を参考にしてください。

MRはいらないの?

大学担当MRはアカデミックなスキルを身につけることができる

大学病院には「教育・臨床・研究」の3つの役割があります。

そういった先生たちとコミュニケーションをしなければいけないわけですので、正確に情報を伝えるスキルや知識は持っておかなければいけません。

最初はあいさつや雑談、浅い知識で会ってくれますが、そればかりだと後々会えなくなってしまうか、避けられてしまいます。

ましてオンライン面会が増えていますので、「面会できるMR」と「面会できないMR」の差はコミュニケーションスキル・知識量・最新情報のインプット量だと思います。

☟オンライン面会やオンライン講演会の方法は下の記事で解説しています☟

つまり先生に「このMRと面会することは有意義だ」と思われるか思われないかと言えます。

こういった事は大学病院を担当すれば肌で感じます。

知識や最新情報をインプットしないということは、仕事を放棄することと同じことです。だから、大学病院を担当しているMRは知識や最新情報を常にインプットしなければならないんです。

プライマリーもオンコロジーもスペシャリティも同じです。

相手が「教育・臨床・研究」の3つの役割を持つ大学病院の先生です。「臨床」だけの先生が求めてくる情報とは質が違います。これは担当をしなければ分からないことだとも思います。

私も週に1回、pubmedで文献をチェックしたり、毎日、医療情報サイトなどで情報を収集したり、時には自腹で学会に参加したりしています。

先生によって「会える」「会えない」の差はあります。これからは「会える先生」に面会の取捨選択をされる時代が来ると思います。オンライン面会ではその傾向が顕著に表れるはずです。

大学担当MRの一日

大学病院を担当しているMRの一日を紹介します。(コロナ前の設定で書いています)

☟エリア担当MRの一日は以下の記事で解説しています☟

7:00~ 大学病院の医局前で出勤する先生たちを狙って待機 (これを出待ちと言う)

9:00~ オフィスに帰社し、最新の文献チェック!!

12:00~ 大学でバイト先から帰ってくる先生を狙い撃ち!

13:30~ 昼食(さっとラーメンでも食べるか・・)

14:00~ アポイントなどで先生にお薬を紹介(教授の前では緊張する傾向あり)

18:00~ 講演会やWeb講演会があるときはその準備に取り掛かる

19:00~ 講演会やWeb講演会を行う

21:00~ 帰宅

これはあくまでとある1日の例ですので、「毎日こんなに遅いの!?」って思わないでくださいね!MRは自分で時間のリソースを配分できるので、サボろうと思えばいくらでもサボれます。

自分で時間のリソース配分ができることは営業の良いところです。

現役MRが大学担当MRになるメリットを解説のまとめ

MRが大学担当になることのメリットはこうです。

大学担当になるメリット

・社内で影響力を発揮できる

・社内の人脈が広くなる

・アカデミックなスキルを身につけることができる

そして、出世もしやすくなると思います。

遅くとも30代前半には大学病院を担当しておいた方が良いと思います。

大学病院を担当した人でしか分からないこともたくさんあります。MRとしてのキャリアアップには絶対に欠かすことが出来ません。

まだ大学病院を担当したことがない20代のMRの皆さんには担当者になることを目指してほしいと思います!

先生たちのお財布事情を知りたい方はこちらの記事で解説しています。

教授

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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