【現役MRが分析】ギリアドサイエンシズの将来性は?

こんにちは、きよまさです。

今回はギリアドサイエンシズについて記事を書いていきます。

本記事を書いている人

医薬品卸で数年間働き、その後内資系製薬会社→外資系製薬会社に転職しました。
現在、外資系製薬会社でチームリーダーとして大学病院を担当している現役MRです。

リアドサイエンシズのホームページはこちらです

ギリアドサイエンシズとは
ギリアドサイエンシズの将来性は?

肝炎領域、HIVともに強固で確実な将来性があるとは言えない

現役MRから見たギリアドサイエンシズ

きよまさ

The C肝です

グローバルでは1987年に米国で設立された会社です。

そして2012年に日本法人が設立されています。

あの抗インフルエンザ薬のタミフルはギリアドサイエンシズが開発しています。

きよまさ

最近ではコロナウイルスでレムデシブルが注目されましたね

ウイルスに対する治療薬の開発は同社の強みです。

特に肝炎領域に対するプレゼンスがとても高く、肝臓専門医に信頼されています。

インパクトが強いのはやはり「ハーボニー」です。

ハーボニーが登場する前はC型肝炎に対してはインターフェロンによる治療が中心でした。

インターフェロン治療も進歩を続け、50%ほどの完治率でした。

その後、ダクラタスビルとアスナプレビルが出て、経口薬を半年間飲むだけで

90%という高いウイルス学的奏効率が得られるようになりました。

きよまさ

しかし、ハーボニーは経口でわずか3ヵ月で驚異の100%です

今ではC型肝炎は治療できる疾患になり、患者数も激減しています。

このハーボニーで一気にスターダムに上り詰めました。

消化器内科、特に肝臓専門医に対してはギリアドがNo.1なのではないでしょうか。

ライバルはアッヴィです。

MRの主な営業先は大学病院や基幹病院が中心です。

クリニックではギリアドMRをそこまでお見かけしません。

ギリアドサイエンシズの現状

ギリアドサイエンシズの売上

2019年度の売上高は221億ドル、世界の製薬会社の中では13位です。

世界の売上高の76.4%は米国です。

さすが米国が本社なだけあります。

研究開発費は91億ドルの巨額な資金を投入しており、世界の研究開発費ランキングでは第5位です。

ハーボニーで代表される慢性C型肝炎ウイルス薬で名を馳せたギリアドですが、

現在ではご覧のように売上の多くが抗HIV薬です。

画期的な治療薬によりC型肝炎患者が激減したことが原因でしょう。

企業売上にとっては痛いですが、C型肝炎に苦しむ患者を救っています。

素晴らしいです。

ギリアドサイエンシズの主力製品

抗HIV薬

■ビクタルビ配合錠

HCV治療薬

■ハーボニー配合錠

■ゾバルディ錠

■エプクルーサ配合錠

関節リウマチ薬

■ジセリカ錠(エーザイとコプロ)

抗HIV薬のビクタルビ配合錠は大型化が期待されています。

ビクタルビ配合錠の売上は2018年は11億ドルだったのに対して、2019年には47億ドルと約4倍の伸びを誇っています。

しかし、

GSKと塩野義製薬の合同出資会社であるViivの月1回投与で済む長期作用型注射2剤レジメンCabenuva (カボテグラビルおよびリルピビリン)がFDAで承認になりました。(2021/01/22プレスリリース)

これはかなりの脅威です。

Cabenuva上市後でもビクタルビ配合錠をどこまで伸ばせるかが注目されるところです。

一方でHCV治療薬はダウントレンドです。

患者さんが激減していることからこれからの伸びもさほど期待されていません。

ギリアドサイエンシズの開発パイプライン

日本の新薬開発状況です。

2020年に新発売したジセリカの適応追加が4つ、ビクタルビ配合錠も適応追加でPhase3に入っています。

Cilofexorは海外でNASHの適応取得を目指していますが、日本では原発性硬化性胆管炎だけになっていますね。

NASHは有効な薬剤がありませんので、グローバルでは注目されている開発品です。

きよまさ

ノボノルディスクファーマがGLP-1で適応追加を目指していますね。

➢ノボノルディスクファーマの企業分析はこちら

グローバルではもう少し開発パイプラインがあるので

これから日本市場にどれだけ注力してくるのかが注目されます。

ギリアドサイエンシズのMR

待遇面

給与は年俸制で、住宅手当などの福利厚生もコミコミなので、見た目の年収は高いです。

またインセンティブに起因する事が多いので、数字が良ければ、賞与に反映されます。RSUもあるみたいです。

有給休暇も取りやすく、ワークライフバランスは保てるはずです。

仕事のやりがい

ギリアドサイエンシズの薬剤は画期的です。

それこそC型肝炎が100%完治するなど考えられないことでした。

ハーボニーなどが発売された時は市民公開講座を行い疾患啓発したりと

患者さんを本当に救うことができることを目の当たりにしたと思います。

今後の開発パイプラインを見るとハーボニーほどの画期的な新薬はなさそうですので、社会貢献というやりがいは少なくなっていくかもしれません。

将来性

きよまさ

HCV、HBV領域は市場が縮小していることと、日本の開発パイプラインを見る限り少し不安感がありますね

ただし、肝炎領域で身につけた経験や人脈は必ず役に立つと思います。

今後、自社にNASHの開発パイプラインが加わってくればいいのですが、

そうでなくても他社がNASHの薬剤を上市する時にそこに転職を検討しても良いと思います。

元ギリアドの肩書や経験は必ず重宝されるはずです。

➢MRにおすすめの転職サイトランキングはこちら

HIV関連もViivのCabenuva (カボテグラビルおよびリルピビリン)が日本で上市されれば安泰ではありません。

きよまさ

Cabenuvaは投与間隔が月1回ですからね

ギリアドサイエンシズのことを詳しく知りたい方は転職会議などの口コミサイトを利用してみてください。

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ギリアドサイエンシズの将来性は?現役MRが分析してみたのまとめ

いかがでしたでしょうか。

ギリアドサイエンシズは世界でも1位、2位を争うバイオ製薬会社です。

これからも画期的な治療薬を必ず開発してくると思います。

お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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