三重大学病院の不正請求事件って相当ヤバくないですか?

こんにちは、きよまさです。

三重大学病院の不正請求事件はかなりヤバいと思います。

➢この事件で小野薬品の担当者が逮捕されました

きよまさ

何でこういう事が起きちゃうの???

三重大学病院の不正請求事件とは?

2018年4月から約2年間にわたり実際には使っていない薬剤を

患者に投与したかのようにカルテを改ざんしています。

薬剤を大量に使用するよう臨床麻酔部の教授から准教授に指示されたことが

改ざんのきっかけになったそうです。

そして不正で使用された薬剤はオノアクト(一般名:ランジオロール塩酸塩)です。

小野薬品工業が販売しています。

この薬剤は手術中の不整脈(心房細動など)抑制に使われる薬剤で、点滴で静注します。

改ざん件数は約2200件、不正請求の総額は計2800万円超らしいです。

1ヵ月平均で90件のカルテ改ざんです。

三重大学病院麻酔部のHPで手術件数の一覧が確認できますが、

2018年の月平均の手術件数は約600件です。

つまり手術の1/7の割合でカルテ改ざんが行われていたということになります。

敗血症を伴う頻脈性不整脈はレートコントロールをする必要があるので、

本当に必要な患者さんにはオノアクトが使われていたはずです。

そうではない患者さんに使ったように改ざんしたと思われます。

しかし、ここで疑問が湧き上がってきます。

・どうすればオノアクトを使ったと改ざんできるのか?

・なんでカルテ改ざんをしないといけなかったの???

どうすればオノアクトを使ったと改ざんできるのか?

記事によるとこの准教授は「使用しなかった薬剤は廃棄した」そうです。廃棄ですって!?

通常、医薬品は薬剤部で厳格に管理されていますよね・・・

厳格に管理されている医薬品を廃棄できるとかプリンセス天功しかできませんw。

オペで使用すると言うことで払い出し指示が入り、

オノアクトは間違いなくオペ室に運ばれていたと思います。

敗血症の不整脈を絶対に起こすことがないと考えられる患者のオペで

払い出しの指示をかけていたんだと思います。

オペ室に運ばれたバイアルをポケットに隠して、

オペ室ではないところで廃棄したんですかね・・・。

しかもその行為を月に90回、2年間にわたって続けていたとなると、

最後の方は罪の意識なんてなかったと思いますし、2年間もバレなかったんだから、

絶対にバレることはないと考えていたと思います。

三重大学はこの准教授を刑事告訴すると言う事なので、いずれは改ざんの手口は明らかになるはずです。

なんでカルテ改ざんをしないといけなかったの???

本題はここです。

なぜ准教授はカルテの改ざんをする必要があったのか?

記事によると

准教授は教授からオノアクトを積極的に使うよう指導され、自らの評価を高めるため、大量に使用したかのように偽装した

と説明しています。

オノアクトを積極的に使うとなぜ教授からの評価が高まるのでしょうか??

現役大学担当MRとしてはどうしてもここに何か臭い匂いを感じてしまいます。

つまりお金です。Moneyです。

令和元年度に問題となっている臨床麻酔科学に

小野薬品工業から150万円の奨学寄附金の実績がありました。

臨床麻酔科学には185万しか実績がありませんので、

ほとんどが小野薬品工業からということになります。

麻酔学は製薬会社からの奨学寄附金がほとんど見込めないため、

この金額はかなり大きいと考えられます。

そしてここにMRが関与していたのか?も注目されるところです。

今多くの製薬会社の奨学寄附金は公募制をとっています。

つまり研究者が企業の奨学寄附金のHPから直接申し込みます。

小野薬品の奨学寄附金も公募制です。

もしMRが関与しているとすればこうです。

MR

寄付金を出すためにはオノアクトの実績がこれだけ必要です。

実績がなければ本社とも交渉できませんよ教授。

こういった営業がかけられて、教授がオノアクトを使うように指示を出した。

こう考えるのが妥当です。

しかし、ここからMRが事件を起こした准教授に対して

MR

使ったように改ざんすればいいんですよ。

え?どうやってって?廃棄ですよ。廃棄!

もう半沢直樹ばりの悪役です。

しかし、これは絶対に考えられません。

なぜかと言うと最主力品ではないからです。

2018年度のオノアクトの売上金額は46億です。

しかもダウントレンドです。

そんな品目をMRが不正を冒してまで売りたいと思うわけがありません。

もしこんなことを言っていたとすればこれはもう企業の信頼を奈落の底に落としますし、

MRは解雇はもちろんですが、逮捕案件です。

おそらく

✅オノアクトを使えば奨学寄附金を継続してもらうことができる

✅教授が医局員にオノアクトを使うように指示

✅オノアクトを使えば、教授が喜ぶから使おう

✅そんなに使える症例もないから、使ったということにしておこう

✅不正をした

こんな流れだと察します。

奨学寄附金に関して小野薬品のMRが関与していたのか?は分かりませんが、

こういう事件が起きるとMRに対して疑いの目がかけられます。

全ての製薬会社は奨学寄附金にMRを関与させないことを

本気でしていった方が良いと個人的に思います。

ただでさえ業界ルールが厳しくなっているのに、また厳しくなってしまいます。製薬会社は自分で自分の首を絞めつけてしまいますよね。

三重大学病院の不正請求事件って相当ヤバくないですか?のまとめ

医学の進歩のためには、研究機関に対する寄付金は絶対に必要です。

製薬企業からの寄付金が廃止なんてことになってしまいますと、

日本の医学は完全に世界から後退します。それだけは避けなければいけません。

そして大学を担当しているMRは責任ある立場で仕事をしていると言うことも自覚するべきです。

➢大学病院を担当することの意味

大学の先生方は医学の進歩のために日々邁進されています。

近くで接しているからよく分かります。

だけど、ごくごくごく一部の先生がこういうことをするから、

世間の見る目が厳しくなってしまいます。

MRは今回の不正に関与していないとしても、

奨学寄附金に対するMRの関与は完全になくした方がいいと個人的に思います。

お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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