医薬品卸の配送業務がなくなることはない

こんにちは、きよまさです。

本記事はこんな人におすすめ

・医薬品卸の配送業務ってなくなるのでは?と心配しているMS

ずいぶん昔から医薬品卸の配送業務はなくなるのではないのか?と言われています。

私がMSの時もこの不安は少なからずありました。

日本にはヤマト運輸や佐川急便など配達専門で展開している企業が多くあります。

そういった会社に任せてもいいんじゃない?って声も少なからずあります。

しかし、医薬品卸の配送業務はなくなりません。そう思った事を書いていきます。

➢MSの将来性について

医薬品卸の配送業務がなくなることはない

これからも医薬品卸が病院や調剤薬局に医薬品を配達するビジネスモデルが崩れることはない

8月28日のRisFaxにヤマトロジスティクスが医療機関・調剤薬局への医薬品配送について、

大々的に単独展開するのは困難と判断し、

拡大戦略をとらないという記事が掲載されていました。

調べてみて初めて知ったんですが、

ヤマトロジスティクスは色々な業務展開をしているんですね。

MR向けにも以下のようなサービスを展開していました。

MR(MS)販促品物流サービス 

MR向けのWEB販促品発注システムを導入し、販促品の在庫管理を行い、指定場所に配送

ノバルティスがオフィスを撤廃し、

最近ではアストラゼネカもこれに追随し、オフィスを撤廃するみたいです。

オフィスを撤廃した次はMRを減らしにかかるかもしれません。

➢MRの将来性について

この大手2社がオフィスを撤廃しても何も問題ないということを証明すれば、

これからオフィスを撤廃する製薬会社が相次ぐのではないかと思います。

そうした時にこのサービスは需要が高まることは間違いありません。

医薬品の配達に関しては、

医療機関・調剤薬局が直接売買取引を行う流通システムを一部後発品を対象に行っています。

2008年からこの流通システムを展開していますが、成功しているとは言えませんよね。

なんでヤマトロジスティクスは本格的に医薬品配送市場に参入しないの?

どうやら、GDP(医薬品適正流通基準)とBCP(事業継続計画)への対応が

難しいことが障壁になっているみたいです。

こういった背景から、

ヤマトロジスティクスは医療機関や調剤薬局への配送業務への本格的進出はしない方針です。

医薬品業界は法規制で守られているため、新規参入が極めて難しい業界と言われています。

逆に言えば国からある程度守られている業界と言えます。

こういったことから、GDPやBCPの大幅な改正がない限り、

医薬品卸の配送業務が新規プレイヤーに取って代わられる事はまずありえません。

ではヤマトロジスティクスはどういった経営戦略をとるのか?

調剤薬局と患者宅をつなぐ配送にチャレンジしている

アルフレッサ株式会社とヤマトロジスティクス株式会社は

遠隔処方領域における相互協力に関する合意を2020年6月26日に発表しています。

また7月21日には共同配送スキーム構築に向けた業務提携も発表しています。

アルフレッサ株式会社とヤマトロジスティクス株式会社による遠隔処方領域における相互協力に関する合意について

アルフレッサ株式会社とヤマトロジスティクス株式会社によるヘルスケア商品の共同配送スキーム構築に向けた業務提携について

これを見れば、ヤマトとアルフレッサが今後どういう事業を展開していくつもりなのか?

が見えてきます。

これからの社会でオンライン診療は間違いなく需要は高まるはずです。

自宅にいながら診療を受けることができるため、患者さんのメリットは大きいものがあります。

一方で疾患治療で最も大事なのが医薬品です。

診療はオンラインで出来ても、

医薬品を調剤薬局に取りに行かなければいけないとなると、そのメリットは半減してしまいます。

そこで、調剤薬局から患者さんの自宅まで医薬品の配達をする事業に活路を見出そうとしています。

これからこの需要は間違いなく高まるはずです。

この新しいビジネスモデルの先駆者になる可能性を十分に秘めています。

きよまさ

患者さんからすればわざわざ薬局にお薬を取りに行かなくて済みますので、とっても良いことですよね!

2018年にメディセオの子会社のアトルがHyuga Pharmacy(福岡県)が

遠隔服薬指導による医薬品の運送委託契約を締結しましたが、

配送大手の企業と業務提携したのはアルフレッサが初めてではないでしょうか。

ヤマトロジスティクスに新たなビジネスモデルの先駆者となり、

先行者利益を得ることができるというメリットが十分に想像できますが、

果たしてアルフレッサ側のメリットと言うのは何なのでしょうか?

プレスリリースには医薬品流通ネットワークの早期確立の実現により、

病院や調剤薬局、患者様および地域の皆さまに貢献していくことと明記されていますが、

ただでさえ、医薬品卸は利益率が低いですので、

何かしら利益を得られるメリットがアルフレッサ側にもあるはずです。

アルフレッサのMSが調剤薬局に営業をかけて契約をした場合は

売上の何%かがマージンとしてアルフレッサに支払われるような仕組みかもしれません。

こういった新たなビジネスモデルを創出していく医薬品卸は必ず生き残れるはずです。

それができない医薬品卸は淘汰されていくんじゃないかな。

医薬品卸の配送業務がなくなることはないのまとめ

アルフレッサとヤマトロジスティクスが提携し、新たなビジネスモデルを構築しようとしています。

このニュースを見たとき、

アルフレッサはこれからも生き残っていく医薬品卸になるはずと感じました。

閉鎖的な業界で他業種とコラボレーションすることは新しいチャレンジですよね。

製薬会社もヘルスケア企業と提携し、疾患予防にも活路を見出そうとしていますし。

でも医薬品業界って本当に参入障壁が高いんですね・・・

お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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