【現役MRが解説】アステラス製薬の将来性ってどうなの?

アステラス製薬を分析

「アステラス製薬ってどんな会社なの?」

「アステラス製薬って将来性はあるの?」

アステラス製薬と言えば内資系製薬会社の代表格の会社ですね。

あなたが内資系製薬会社に就職を考えているのならおすすめの会社の一つです。

現役MRがおすすめする内資系製薬会社についてはこちらの記事で解説していますので、興味がある方はぜひ。

外資系製薬会社に関してはこちらの記事で解説しています。

本記事ではアステラス製薬の現状、将来性について深掘りしていきます。

アステラス製薬に入社、転職を目指している方はぜひご覧ください。

アステラス製薬の歴史

アステラス製薬の歴史
アステラス製薬ホームページより引用 https://www.astellas.com/jp/ja/about/history

アステラス製薬は2005年に山之内製薬と藤沢薬品が合併して誕生しました。

その2社が合併するって話を聞いたとき、正直ビックリしました。

びっくり

「は?うそでしょ?どんだけのメガファーマが爆誕するんだよ!」

だって当時は2社とも国内ではかなり有名な製薬会社でしたらね。

第一製薬と三共が合併するのと同じくらいのインパクトでした。

悟空とベジータのフュージョン並ですよ。

山之内製薬と言えば循環器病薬、藤沢薬品と言えば感染症薬に強みを持っていました。

この2社の合併はそれぞれの強みが競合しないので、まさに理にかなった合併だったと思います。

そして現在では日本を代表する製薬会社に成長しています。

現役MRから見たアステラス製薬

アステラス製薬って製薬業界の総合商社のイメージがあります。

これってどういうことかと言うと、コプロが多いイメージなんですよね。

握手

「コプロって何なん?」

コプロは新薬を開発した製薬会社が販売力の強い製薬会社と提携して市場シェアの獲得を狙う戦略的提携の1つです。

日本では販売力が弱い外資系製薬会社がよく行う戦略ですね。

コプロとは違うかもしれませんが、iPhoneを日本で売り出し始めたとき、日本で販売力がなかったappleがソフトバンクの販売網を使ったことと似ています。

iPhone

アステラス製薬はこのコプロ戦略を盛んに行ってきました。

例えば、高血圧症治療薬のミカルディスを日本ベーリンガーとコプロ、ぜんそく治療薬のシムビコートをアストラゼネカとコプロ、糖尿病治療薬のスーグラをMSDとコプロなどです。

日本で販売力がない製薬会社の新薬を一緒に伸ばしていき、売上金額の何割かを利益としてもらう。

コプロは医薬品業界ではあたりまえの経営戦略なんですよね。

そのコプロをめちゃくちゃしているので、アステラス製薬は医薬品業界の総合商社ってイメージがあるんです。

だけどコプロ品が多いとMRは大変です。

多くの会社とコプロ会議をしないといけないし、多くのMRとも同行しないといけないし。

まぁ言葉を選ばず言うと

節操がないなって感じです笑。

だけど今は経営戦略を変え、コプロ品がかなり減ってきています。

ミカルディスやシムビコートも特許切れと同時にコプロを解消、スーグラもMSDとコプロを解消しています(スージャヌはMSDとコプロ継続)

トーアイエイヨーとも販売提携を終了したり、長期収載品をヴィアトリス製薬に移管したりしています。

アステラス製薬は経営戦略や体制を変革している真っ最中なんですよね。

先日も早期退職で450名の社員を減らすってニュースも発表されていますし。

結構な金額の退職割増金が出るみたいですよ。

アステラス製薬の主要領域

イクスタンジ、ベタニスなどの泌尿器領域

スーグラファミリーの糖尿病領域

エベレンゾの腎臓内科領域

イベニティの整形外科領域

です。

「製薬会社の主要領域ってどうやって調べるの?」

一番いいのはその会社で働いているMRに聞くことですけど、それが難しい場合は

各社のホームページにあるWeb講演会の一覧を見ることをおすすめします。

Web講演会

やっぱり力を入れている領域や製品はWeb講演会をバシバシ開催しています。

アステラス製薬の現状

こちらはアステラス製薬の国内売上高の推移です。

国内売上高の推移

2012年には国内だけで5,575億円の売上高を誇っていましたが、2020年は2,791億円でした。

ほぼ半分に縮小っす( ゚Д゚)

しかも2012年から毎年のように売上高が前年割れです。

一方でグローバル全体の売上高は約1兆2,500億円です

アステラス製薬は旧山之内製薬と藤沢製薬が合併し誕生した生粋の国内メーカーですが、今では米国での売上高が4,732億円と最も大きいウェイトを占めています。

武田薬品や第一三共もそうですが、大手内資系製薬会社は海外売上高の方が大きくなってきています。

日本の医薬品市場は横ばいもしくは縮小に向かっていきますので、海外に活路を見出すことは自然なことですよね。

とは言え日本の医薬品市場は世界でも有数の市場なので、日本の売上を早く右肩上がりにシフトさせることが急務だと思います。

アステラス製薬の開発パイプライン

国内の開発状況です(2021年6月時点)

国内のPhase2以降のプロジェクト数は24で、低分子薬や抗体医薬を揃えていますね。

内資系製薬会社の中でこの数は第3位です。

ちなみにPhase2以降の内資系製薬会社の第1位は小野薬品工業で43プロジェクトです。

小野薬品すげーじゃん!!

Phase1にも低分子・細胞医療のプロジェクトが多くあります。

研究開発費も約2,400億円で内資系製薬会社でも武田薬品工業に次ぐ第2位です。

製薬会社の成功要因ってどれだけ新薬を出せるか?なんですよね。

新薬

アステラス製薬は新薬を出すための投資をしっかり行っています。

ただし開発パイプラインから見ると大型製品がないことから、先日発表された早期退職でMR数を削減することは納得がいきます。

今までのようなコプロ戦略で攻めるのではなく、自社開発の医薬品を売っていく戦略に切り替えていることが分かります。

現在、アステラス製薬のMR数はおそらく1,600~1,700人くらいだと思いますが

今のMR数は必要ない感じのラインナップです。

おそらく近い将来、1,200~1,300名くらいまで減らしていくんじゃないでしょうか(個人的な見解です)

アステラス製薬のMR

アステラス製薬はチーム制を敷いています。

チーム

所長がいて、何人かのチームリーダーがいて、MRがいる。

組織体制はしっかりしているイメージです。労働組合もあり、雇用もしっかり守られています。

医薬品卸に対しても強く、一目置かれる存在です。

年収は42.9歳で1,088万円と製薬会社の中でもトップクラスです。

管理職にならなくてもMRでこれだけの年収は期待できます。

製薬会社の年収についてはこちらの記事で解説しています。

でもMR数が減るから年収も下がっていくんじゃない?

個人的な見解ですが、その逆のことが起きてくるんではないかなと思っています。

MR数も減らして平均年収まで下げれば優秀なMRは確実に他社に転職します。

アステラス製薬のこれからの製品ラインナップは個別化された情報提供が必要な製品群です。

ということはアステラス製薬にはどんな先生にも個別化された情報提供ができるMRが必要です。

むしろそういったMRでなければアステラス製薬では生き残れないかもしれません。

MR数を減らし組織をスリム化しながら売上高を上げていくことができればMR一人当たりの平均年収が上がるかもしれません。

現在、どの製薬会社もMR一人当たりの生産性を上げています。

ということはこういったことがどの製薬会社にも起きてくるんじゃないかなと勝手に期待しています。

年収もっと上がれ!笑

贅沢なお願いかな・・・笑

【現役MRが解説】アステラス製薬の将来性ってどうなの?のまとめ

アステラス製薬は変革の真っ只中だと思います。

コプロ戦略からの脱却、組織のスリム化を図りながら、グローバル企業に変化しようとしています。

外資系製薬会社と比べると研究開発費は多い方ではありませんが、内資系製薬会社ではトップ級の資金で未来に投資しています。

組織体制もしっかりしており、歴史ある製薬会社です。

いまはきついかもしれないけど、5年後、10年後を考えればおすすめの内資系製薬会社だと思います。

アステラス製薬の社内の雰囲気や働いている人の生の声を知りたいなら口コミサイトを参考にするといいですよ。

おすすめの口コミサイトは転職会議です。

無料で会員登録ができ、会員登録すると48時間、転職会議内の企業口コミが見放題となりますので、気になる企業を一気読みしましょう!

その他の製薬会社のことを知りたい方はこちらから。

決してネットに落ちている就職偏差値などに惑わされたらいけませんよ!

アステラス製薬に転職を考えている方がいましたら、転職サイトに登録して、エージェントに話を聞いてみるのもおすすめですよ。

おすすめの転職サイトはこちらの記事で解説しています。

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自己分析におすすめのツールとその見方についてはこちらの記事で解説しています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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