アレクシオンファーマがアストラゼネカに買収されたってよ

こんにちは、きよまさです。

アレクシオンファーマは主に希少疾病薬に強みを持っている会社で、

時価総額で約3兆円の製薬会社です。

そのアレクシオンファーマをアストラゼネカが4兆円で買収したというニュースは

2020年一番のM&Aのニュースだと思います。

きよまさ

時価総額よりも高く買収していますので、アレクシオンファーマにとっても悪い買収ではないと思います。

近年では武田薬品がシャイアーを7兆円で買収したことが話題になりましたが、

大型買収が今後も続きそうな気がします。

アストラゼネカと言えばオンコロジー領域に強みを持ち、パイプラインも豊富です。

最近では新型コロナウイルスのワクチンが有名ですね。

➢日本でコロナワクチンを最初に提供する製薬会社はどこか?についてはこちら

ここにアレクシオンファーマの希少疾病薬の開発力と製品が

加わってきますので、効果的な買収かもしれません。

そしてアレクシオンファーマは血液内科に強みを持ち、ソソリスと言う医薬品が有名です。

これは発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の治療薬で、国内では推定500人の超希少疾病です。

希少疾病薬は患者さんが少ないということもあり、薬価が高額です。

ソソリスも例外なく1瓶約60万円もする超高薬価です。

アストラゼネカは開発パイプラインにBTK阻害剤のacalabrutinibを持っています。

こちらは慢性リンパ性白血病の医薬品で、

今後血液内科領域に挑戦するアストラゼネカにとってそこに強みを持つ

アレクシオンファーマは短期的に見てもプラスでしかありません。

きよまさ

武田薬品のシャイアー買収とは違い、今後の成長戦略がはっきりと描ける買収なのではないでしょうか。

オンコロジー領域に強みを持ち、

そして今回のアレクシオンファーマの買収により希少疾患を手に入れたアストラゼネカは

パイプラインから見ても今後10年は安泰でしょうね。

こういった大手製薬会社による希少疾病関連に強みを持つ製薬会社の買収は

これからトレンドになっていく可能性が高いと思います。

企業規模で見たときには成功したと言える買収劇ですが、

アレクシオンファーマのMRの人たちはどう思っているんでしょうか?

アレクシオンファーマのMRはどうなるのか?

アレクシオンファーマのMRは約50名ほどと聞いていきます。

MRではなくMCC(メディカル・カスタマー・ケア)と呼ばれています。

希少疾病を取り扱うMRの仕事は、ただ医薬品を紹介するだけではなく、

患者さんを発掘することがとても大事です。

希少疾病とは、患者数が少ない疾患の総称です。日本では患者数が全国で5万人未満の疾患をいいます。

希少疾病自体が見過ごされていることも多いため、潜在患者が多くいます。

潜在患者を発掘し、患者に医薬品を届け、

自社医薬品で命を救っていくというとてもやりがいのある仕事だと思います。

普通の製薬会社とは違い、少数精鋭でこういった営業活動を行いますので、

一人のMRが複数県を担当することが当たり前です。

アレクシオンファーマの強みは血液内科ですが、

血液内科の先生方はサイエンスにとてもシビアです。

シェアオブボイスなど全く意味がありません。

エビデンスやロジックに重みを置きます。

血液内科の先生と話をしていて例外なく実感します。

そのために対等にディスカッションできるほどの知識やアウトプット力が必要です

➢アウトスキルを上げる方法とは?

最新の情報やエビデンスを日々収集し、勉強しなければ相手にしてもらえません。

希少疾病薬を扱う製薬会社はベンチャー企業が多いため、

新卒採用でMRを集めるのではなく、即戦力として中途採用でMRを集めています。

そのため、大手製薬会社で経験を積んだ優秀な人が集まっているという印象があります。

アレクシオンファーマの社員の平均年収は900万程らしいですが、

ストックオプションが全社員に付与されていますので、実際はそれ以上になります。

40代でストックオプションを含めると1,500万を超える社員もいるそうです。

きよまさ

まさにDream of MRです

ストックオプションとは予め決められた価格で自社株を買う権利のことを言います。給与以外に自社株を会社が与えてくれるため、その分は額面に表れてきません。

つまり会社の業績が良く株価が上昇すればするほど、

将来もらえる報酬は大きくなりますので、

社員の仕事に対する意欲を保てるというメリットがあります。

ベンチャー企業がよく導入していますね。

しかし、アストラゼネカでそれだけ多くの年収がもらるのか?

と言うとそんなことはないと思います。

外資系大手ではありますが40代のMRで年収1,500万を超える社員は

いないのではないでしょうか・・・。

アレクシオンファーマMRがそのままの年収で居続けられるかというと

可能性は極めて低い気がします。

元々の平均年収が高いと平均年収が今より劣る会社に買収された時に、

その辺が一番気になるでしょうね。

もしかするとアストラゼネカを辞めてアレクシオンファーマに転職したけど

また戻ってしまった!なんて人もいるかもしれません。

アレクシオンファーマがアストラゼネカに買収された話のまとめ

希少疾患薬のスペシャリストであるアレクシオンファーマMRは

重宝されるとは思いますが、それが長く続くかも分からないし、

年収が下がるのは受け入れるしかないのかしれません。

ベンチャー企業にいると大手製薬会社に買収されるリスクと言うのは

考えておいた方が良いのかもしれません。

会社に依存した働き方ではなく、個人のスキルや能力を伸ばして、

どこでも通用するように日々努力を続けていく人が

生き残っていく業界になっていくんでしょうね・・・。

これはどの業界でも同じだと思います。

来年もきっと驚かされるような買収劇があると思いますが、

今回の買収劇は今年の製薬業界のM&AのNo.1のインパクトでした。

お忙しいところ最後まで読んで頂いてありがとうございました!

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