早期退職したとあるMRのその後の人生について

こんにちは、きよまさです。

最近は製薬会社で早期退職やリストラに関するニュースをよく聞くようになりました。

日本ケミファ 希望退職者30人程度募集 支店・営業所は統廃合 事業環境厳しく

日本ケミファは7月22日、MRを対象に希望退職者を募集するとともに、国内営業拠点の統廃合を行うと発表した。希望退職者は全MRの約15%に相当する30人程度を募集する。営業拠点は現在の8支店22営業所から7支店18営業所に統廃合し、組織を簡素化する。後発品市場の競争が激化し、薬価毎年改定が現実のものとなるなど市場環境の厳しさは増している。加えて、同社の業績は3期連続で減収減益となるなど厳しい状況が続いており、構造改革を行うことにした。

ミクスOnline記事より引用 URL:https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=69615

今の会社が嫌だから早期退職しようかな、どうしようかな・・・

そう悩んでいる人の参考になればうれしいです。

そして「早期退職をしたい!」と思っているMRの方に

少しでも役に立っていただければうれしいです。

実際に早期退職した2人のMRの話

早期退職した時の状況

実際に早期退職した2人のMRの例を紹介していきます。

まず1人目です。

  • 山田さん(仮名)
  • 年齢40歳
  • 大学病院担当者(プライマリー)
  • 誰からも愛され、次期所長候補
ポイント
めちゃくちゃ優秀で人柄も最高

山田さんはとにかく優秀で支店でも有名で、学術知識もあり、

同僚や後輩からも頼られる人でした。

この人の下ならずっと働き続けていきたいと思えるような人でした。

次期所長候補でしたし、次の人事では所長に昇格するだろうとずっと言われ続けてきました。

しかし、なかなか昇格しない。

理由は分かりませんが、

おそらく昇格試験にチャレンジするもなかなか合格しなかったことが理由かもしれません。

もしくは所長のポストの空きがなかったことも影響しているかもしれません。

そうこうしているうちに本人から「早期退職する」と連絡がありました。

これにはびっくりしましたし、寂しい限りでした。

何度も送別会をしました。

どこに行くのか聞いてみたところ、とある希少疾病薬メーカーでした。

年収を維持もしくは少し上げての転職です。

次に2人目です。

  • 田中さん(仮名)
  • 年齢47歳
  • エリア担当(プライマリー)
  • 基本的にネガティブ思考、受動的な働き方
ポイント
愚痴多めのおじさんMR

この方はとても仕事ができるような人ではありませんでした。

上司や会社の愚痴をよく言っていたことを覚えています。

会社から言われたことはするけれど、それ以上のことはしないって感じです。

皆様の職場にもそういう人っていると思います。

その人の退職した理由が「上司が嫌だし、今の会社のやり方についていけない」でした。

若いうちなら取り返しがつくかもしれませんが、47歳で基本ネガティブな人なので、

次の会社に行っても同じような理由で辞める可能性が高いと思い

全力で早期退職を止めましたが、内定が決まっていたので、聞く耳を持ってくれませんでした。

転職先は後発品メーカーでした。年収は20%ほどダウンで、福利厚生も劣ります。

ここまでの話のまとめ
山田さんは良い条件で転職、田中さんは今よりも悪い条件で転職した

早期退職後の状況

山田さんはもともとスペシャリティーな情報提供をしたいと言う願望があったので、

本人の軸に沿った転職でした。

そして人柄も良く皆に愛されるキャラでしたので、転職先でもそのスキルは発揮されました。

わずか転職後2年でマネージャーに昇格されています。

しかも所長や支店長よりも上位職です。

うちの会社は本当にもったいない人材を失ったと心から思います。

そういった人材を上位職に昇格させる会社も素晴らしいと思います。

一方で、田中さんはどうかと言うと、後発品メーカーのMRとして頑張っておられます。

先日、お話しする機会がありましたが、あいかわらず、会社や上司の愚痴を連発していました。

人間ってなかなか変わらないものですね。

そしてなんと、転職当時に大嫌いだった上司が、なんとその後発品メーカーに転職をしてきて、自分の上司になっているそうですw

そんな奇跡ってありますか?

田中さんには悪いですが、大爆笑してしまいました。

山田さんと田中さんでは転職先での社会人人生が異なっていますね。

ここまでの話のまとめ
山田さんは出世街道まっしぐら、田中さんは転職先で奇跡が起きた

MRが早期退職しても良い条件

山田さんと田中さんの事例から考えて見ます。

年収について

早期退職の時は、退職金を多めにもらえます。

鳥居薬品、希望退職に281人が応募

鳥居薬品は17日、5月31日まで募集していた希望退職に281人が応じたと発表した。退職日は9月30日。対象者には通常の退職金に加えて割増退職金を支給するほか、再就職も支援する。割増金支給などに伴う費用は約41億円で、2019年1~6月期決算に特別損失を計上するが業績予想には織り込み済みとしている。

日本経済新聞より引用 URL:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46189800X10C19A6XXA000/

ファイザー 今月中に早期退職者募集 割増退職金は年収の4年分以上 競合社転職で割増金返還へ

ファイザー日本法人は、10月上旬に早期退職者を募集することを決めた。9月末に労使間で合意した。募集対象は50歳以上のMRなどの営業担当者で、募集人数は200人弱。退職日は11月30日付。通常の退職金に割増退職金を上乗せし、転職支援を行う。割増退職金は年収ベースで4年分以上を支給する。会社が指定する競合会社に退職後3年以内に転職した場合、割増退職金の返還を求める新ルールも実施する。これまでに培った専門スキルを3年間活かせない場合を想定し、割増退職金を厚くしたようだ。

ミクスOnline記事より引用 URL:https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=68162

早期退職をするためにはある程度の年齢や在籍歴が必要です。

以前は50歳以上が多かったイメージですが、

最近では35歳以上でも可とする企業も出てきています。

MRを減らしたいと言う企業の狙いは間違いなくあると思います。

退職金を多めにもらい、次の会社でも年収を維持もしくは上げると言うのが理想的です。

しかし、コロナ禍でMRの求人自体が非常に少ない状況で、

完全に買い手市場になってしまっています。

ですので、これを実現することは非常に難しい状況になっています。

理想的な早期退職できたのが山田さん、よくある早期退職をしたのが田中さんです。

転職する人のスキルやキャラクターについて

早期退職をすると言うことはある程度の年齢に達しています。

それまでどういった仕事や経験をしてきたのか?

専門性は高いのか?

などが転職先では見られるはずです。

何年も前の話ですが山田さんはプライマリーで有名な大学病院を担当していました。

当時はプライマリーMRでも書類選考を通過し、

面接を受けることが比較的出来たと聞いています。

面接に行けばその人のスキルや経験、人柄などで

良い条件で内定をもらうことも不可能ではありません。

40歳と年齢的にもギリギリのラインでしたが、山田さんの転職タイミングは良かったと思います。

しかし、今の買い手市場で40歳以上で大学病院を担当しているキャリアだけでは

書類選考さえも通りません。

若いMRの応募も多いため、将来性では確実に見劣りします。

今はオンコロジーやスペシャリティーの経験を有していなければ、

なかなか面接まで行きつかないことが予想されます。

一方田中さんはどうかと言うと、この方は転職エージェントを通さずに、

人脈で転職できています。

転職した知り合いのMR(今は管理職)に頼んで入社されています。

先発品メーカーで経験豊富なMRを欲しがっていましたので、それと合致しました。

あまりスキルやキャラクターは関係なかったそうです。

ここから言えることは

人脈の中に力を持っている知り合いがどれだけいるかも大事になってくるということですね。

ここまでの話のまとめ
現在早期退職したMRの転職はハードルが高いが、人脈を使えば、転職できる

MRが早期退職する前にしておいた方がいいこと

いつかくる早期退職、もしくはすでに早期退職を考えている人は何をすればいいのか?

転職エージェントに登録し、情報を収集しておく

コロナ禍の現在ではMRの求人数が非常に少ないため、

40歳以上のMRは安易に退職することは辞めておいた方がいいと思います。

40歳以上のプライマリーMRが応募しても、まず書類選考さえも通過しない可能性が高いです。

オンコロジー経験者やスペシャリティ経験者は書類選考は通過する可能性はありますが、

若いMRも応募し、そういった人たちと戦わなければいけませんので、

年齢で落とされる可能性があります。

しかし、買い手市場がずっと続くわけではありません。

コロナ前は売り手市場だったわけですから、必ず好転するときが来ます。

来るべき時に備えて転職市場の情報取集をしておくことが必要です。

☟MRのおすすめの転職サイトは別の記事で解説しています☟

転職サイトランキング

社内と社外の人脈を作っておく

転職する方法は何も転職サイトに登録して探すだけではありません。

自分の人脈を使っていけばいいと思います。

社内ももちろんですが、社外に人脈をどれだけ持っているかが成功の鍵です。

田中さんはお世辞にも仕事ができるような人ではありませんでしたが、

人脈を使って転職できています。

私も見習いたいと思います。

今のうちからお金を貯めておく

早期退職して、次の転職先で年収が下がったとしても、

貯蓄があれば精神的余裕がある状態を作れると思っています。

やっぱりお金って大事です。

早期退職する方の多くは子供の学費などで人生で

最もお金がかかる時期にいらっしゃることと思います。

投資術を学んで、少しでもお金がある状態を今のうちから作っておいた方がいいです。

もし自分が早期退職をしなければいけなくなったら、

割増で頂く退職金を全額投資したいと思います。

そうなった時のことを考えて投資術を学んで投資に励んでいます。

早期退職したとあるMRのその後の人生についてのまとめ

これから早期退職を始める製薬会社は続々と出てくると思います。

何も準備をしていなければ、残留するしか方法はありません。

早期退職ならまだしも、リストラであれば、残留すると言う選択肢すらありません。

まずは、今の仕事に全力を尽くし、自分のスキルを高めることと、

早期退職や万が一のリストラに向けて今から準備をしておくことが肝要です。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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